1. アゼルバイジャンのバクーで9月に行われた柔道世界選手権女子70キロ級で2連覇を達成した新井千鶴選手(25)=寄居町出身、三井住友海上=が21日、本庄市児玉町にある母校の県立児玉高校(武藤正校長、生徒数322人)に凱旋(がいせん)し、優勝報告会に出席した。報告会では、世界選手権での新井選手の戦いぶりが上映された後、新井選手が二つの金メダルを持って登場。全校生徒が拍手して迎えた。11月の柔道グランドスラム大阪大会でも優勝し、来年の世界選手権(東京)代表に決まっている新井選手。世界柔道3連覇の期待も大きい。新井選手は「いつも応援していただきありがとうございます。世界選手権で2連覇を達成し、二つのメダルを持って母校に報告できることをうれしく思います。来年、東京で開かれる世界選手権では3連覇を必ず成し遂げます」と力強くあいさつした。武藤校長は「世界選手権での金メダルの次は、2020年の東京五輪での金メダルをお願いしたい。21年は本校が創立100年。一緒にお祝いしましょう」と話した。新井選手は同校の女子柔道部時代、常に全国優勝を目標にしていた。そうした姿勢に女子柔道部の後輩たちは刺激を受けている。2年の新田美来(みくる)さんは「1月の県大会で優勝して全国大会に出たい」と意欲的。3年の飯嶋彩華さんは「メダルを持たせてもらい、すごいと感じた。新井先輩は憧れ」と目を輝かせていました。《埼玉新聞より》